一人暮らしの単身引越しに挨拶は必要?おさえておきたいマナーをチェック!

更新日:2024/06/06 投稿日:2024/06/03

引越しのあと、隣近所への挨拶をするべきなのか悩んでいませんか。社会人だと挨拶に行くタイミングを作るのも難しいですし、一人暮らしだと防犯の面を考えると挨拶していいものかどうか考えてしまいます。最近では、引越しをしても挨拶をされたことがないからこちらもわざわざ行かないという人も多くなっているのが現状のようです。そこでなぜ引越しの挨拶が必要なのか、その理由や挨拶をすることのメリットについても詳しくご紹介します。

引越しの挨拶は必要?なぜ挨拶をするの?

一般的には「引越しの挨拶はした方がいい」とされています。その理由として挙げられるのが「挨拶をしておくことで隣近所と顔見知りになることができ、何かあったときにお互いに助け合える」ことがあります。アパートやマンションでは、出入りが多く「隣に誰が住んでいるか知らない」ということも少なくありません。そういったことから挨拶自体が敬遠されがちですが、顔見知りになっていれば地域のルールを教えてもらうなど住んでみないと分からないことを聞きやすくなります。どんな人が隣に住んでいるのか知っていることは、実は大きな安心につながるのです。

引越しの挨拶をするメリット

引越しのタイミングでご近所に挨拶をすることにはいくつかのメリットがあります。

トラブル防止になる

挨拶を先にしておくことで、無用なトラブルを回避することにつながります。近所で誰が引越してきたのか分からないと、何もしていなくても警戒心を持たれたり、騒音やゴミの捨て方の犯人扱いをされたりといったことが起こりがちです。顔見知りになっておけば、自分だけでなく相手の事情も理解できるので「お互い様」と気持ちよく過ごせます。

災害時に助け合える

災害が起きたときに、顔見知りであれば声をかけあって一緒に避難したり、情報交換をしたりといったことがしやすくなります。また災害時にどこへ避難すればいいか、避難場所や避難ルート、気を付ける場所を事前に教えてもらえることもメリットといえます。

防犯につながる

ご近所に挨拶をして顔を知ってもらうことで、アパートやマンションに見知らぬ人がいた場合警戒することができます。引越しのタイミングでの挨拶は、自分自身を不審者と間違われないことだけでなく、地域全体の防犯効果にもつながるのです

一人暮らしでは挨拶周りをしないこともある

メリットの多い引越しの挨拶ですが、一人暮らしの場合には挨拶をしない方がいい場合もあります。アパートやマンションが単身者が多い場合、相手も一人暮らしだった場合は逆に警戒されることもあるからです。都心では引越しの挨拶をしないことも多いので、事前に仲介の不動産会社に確認しておくといいでしょう。ただし同じ建物内に大家さんが住んでいる場合は、お世話になることも多いので引越しの挨拶をしておくことをおすすめします。

女性の一人暮らしの場合にも挨拶をした方が良い?

女性の一人暮らしの場合、挨拶は無理にする必要はありません。周りに女性の一人暮らしだと知られた場合、泥棒やストーキングのターゲットにされるといった防犯上の問題が発生する可能性があるためです。単身者が多いアパートやマンションの場合であれば、挨拶を無理にしないという選択もあります。ただ、ファミリーも多く住んでいる住居の場合など挨拶をして顔を覚えてもらった方がいいという状況もあるかもしれません。その場合は手紙で挨拶をする、一人で挨拶に行かず家族や知人に付き添ってもらうなどしてもいいでしょう。挨拶をするかしないかは住まいの周辺環境によりますが、大家さんが同じアパートやマンションに住んでいる、また近くにいらっしゃる場合には大家さんだけには挨拶をしておくことをおすすめします

挨拶をしておく範囲や時間は?

ご近所に引越しの挨拶をする場合、いくつか注意したいことがあります。そこで挨拶はどの範囲までするべきなのか、訪問する時間帯など事前に知っておきたいことを見ていきましょう。

挨拶をする範囲

戸建ての場合は両隣と向かいの三軒、一般的には「向こう三軒両隣」に挨拶をするのがマナーですが、単身でマンションやアパートなどの集合住宅に入居した場合には部屋の左右と真上と真下に挨拶に行くようにしましょう。戸建てと違い、マンションやアパートでは左右や上下の部屋に音が響きやすいからです。

挨拶に行く時間帯

挨拶に行くのは10時から20時の間で、食事時を避けるのがマナーです。できるだけ在宅されている時間に訪問するのがベストです。

服装

挨拶のためにわざわざ着替えることはありませんが、清潔感のある服装と身だしなみを心がけましょう。相手の立場に立ってどう思われるかを意識して選ぶのがおすすめです。着古した服やサンダル履きはやめておきましょう。

一人暮らしの引越しでの挨拶のマナーや気を付けるポイントとは

引越しの挨拶では、時間帯や服装だけでなくいくつか気を付けたいマナーがあります。そこでなかなか人には聞けない挨拶に関するマナーについてご紹介します。

挨拶に行くときの手土産

挨拶に行くときに、相手の負担にならない手土産を持っていきましょう。あまり高価なものだと相手に気を使わせてしまいますので、1000円以下で洗剤やせっけんなどの日用品がおすすめです。礼儀としてのしもつけるようにしましょう。ただし留守だからといってドアノブに袋をかけたり、ポストに無理に入れたりするのは、盗難トラブルの元なのでやめましょう。

挨拶に伺うタイミング

引越しの際に大きな音でご迷惑をかける可能性もありますので、できれば当日までに挨拶をするようにしましょう。仕事などですぐにいけない場合であっても、引越ししてから一週間以内には挨拶に行くようにします。ただ、単身者が多い場合は挨拶のタイミングが合わないこともあります。その場合は手紙を入れて直接挨拶ができないことをお詫びしてもいいでしょう。

引越しの挨拶で注意したいNGマナー

引越しの挨拶ではNGマナーにも注意しましょう。特に早朝や深夜に伺うのはマナー違反です。また食事時だけでなく準備や片付けで忙しくしているお宅もありますので、相手に合わせた対応をすることも大切です

まとめ

引越しの挨拶は、今後の新生活でプラスになることも多いためできればするのがおすすめです。ただし単身者が多く住んでいるエリアの場合や挨拶の習慣があまりない都心の場合は無理に挨拶をしなくても問題ないこともあります。管理会社や大家さんに挨拶をするタイミングで、相談してみることをおすすめします。引越しの挨拶をする場合には相手の負担にならないよう訪問時間やタイミングを考え、お互いに気持ちよく挨拶が交わせるよう行動することも大切です。

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